50代男性の目元の乾燥はどうケアする?

50代男性の目元の乾燥はどうケアする?

50代男性の目元の乾燥は、洗いすぎを避け、低刺激の保湿剤を目の周りの皮膚に薄く塗ることが基本です。加齢によって皮脂や水分を保つ力が低下しやすいため、洗顔後や入浴後は早めに保湿しましょう。

ただし、「目元の皮膚が乾燥している」のか、「目が乾いてゴロゴロする」のかで対処が異なります。皮膚の乾燥は皮膚科、目の乾き・痛み・見えにくさは眼科で相談するのが適切です。

50代男性の目元が乾燥しやすい理由

目の周りの皮膚は薄く、顔の中でも刺激を受けやすい部分です。50代になると、皮脂の分泌量や肌の水分を保つ力が低下し、以前と同じ洗顔やひげそりでも乾燥を感じやすくなります。

主な原因には、次のようなものがあります。

  • 洗顔料や熱い湯で皮脂を落としすぎている
  • 洗顔後に保湿するまで時間が空いている
  • ひげそりやタオルの摩擦が目元に加わっている
  • エアコン、暖房、風などで空気が乾燥している
  • 紫外線や花粉、ほこりなどの刺激を受けている
  • アイクリームや化粧品が肌に合っていない

目元の乾燥をケアする基本の手順

特別なケアを始める前に、毎日の洗顔と保湿を見直すことが大切です。次の順番で行います。

  1. ぬるま湯で顔を予洗いする
    熱い湯は皮脂を落としやすいため、熱さを感じない程度のぬるま湯を使います。
  2. 洗顔料をよく泡立てる
    目元をこすらず、泡を肌にのせて短時間で洗います。目のきわに洗顔料が残らないよう、ぬるま湯で丁寧に流してください。
  3. タオルで押さえるように水分を取る
    目元を横にこすらず、清潔なタオルを軽く当てて水分を吸い取ります。
  4. 洗顔後できるだけ早く保湿する
    化粧水を使う場合は手で押さえるようになじませ、その後に乳液やクリームを重ねます。化粧水だけで終わらせず、油分を含む保湿剤で水分の蒸発を抑えます。
  5. 目の周りは薬指で薄く塗る
    目に入らないよう、まぶたのきわを避けて少量をやさしく塗ります。強くこすったり、何度も塗り直したりする必要はありません。

保湿剤は何を選べばよい?

目元には、香料やエタノールなどの刺激になりやすい成分をできるだけ避けた、敏感肌向けの保湿剤が選択肢になります。成分では、セラミド、ヒアルロン酸、グリセリンなどの保湿成分や、ワセリンのように水分の蒸発を抑える成分が使われることがあります。

ただし、成分名だけで肌に合うかどうかは判断できません。初めて使う製品は、目の周りではなく腕の内側などで少量を試し、赤みやかゆみが出ないか確認してから使用します。

塗った後にしみる、赤くなる、かゆみが強くなる場合は使用を中止してください。目に入った場合はこすらず、清潔な水で洗い流します。

ひげそりをするときの目元の注意点

ひげそりの動作で、目の下やこめかみを無意識にこすることがあります。シェービング剤を使う場合は、目元まで広げすぎず、ひげそり後は保湿剤をやさしくなじませてください。

カミソリの刃が古い、肌に強く押しつける、同じ場所を何度も剃るといった使い方は、肌への負担を増やします。目元の乾燥が強い時期は、ひげそりの前後に皮膚をこすらないことを意識しましょう。

目元の乾燥を悪化させない生活上の工夫

スキンケアだけでなく、乾燥した環境や紫外線から目元を守ることも役立ちます。

  • エアコンや暖房の風を顔に直接当てない
  • 室内が乾燥しているときは加湿を検討する
  • 外出時は帽子やサングラスなどで紫外線や風を避ける
  • 目元をこする癖がある場合は、ハンカチなどで軽く押さえる
  • 新しい化粧品や洗顔料を複数同時に使い始めない

かゆみがあるときにこすると、皮膚のバリア機能がさらに低下し、乾燥や赤みが続くことがあります。かゆみの原因が花粉や化粧品などの場合もあるため、保湿だけで改善しないときは原因を見直してください。

「目の周りの皮膚」と「目の乾き」は分けて考える

目の周りの皮膚がカサカサする場合は、洗顔や保湿方法の見直しが中心です。一方、目がゴロゴロする、乾く、疲れる、充血する、涙が出るといった症状は、ドライアイなど目の病気が関係している可能性があります。

目の乾きを感じても、皮膚用のクリームやワセリンを目の中に入れてはいけません。目薬を使う場合も、症状やコンタクトレンズの使用状況によって適した製品が異なるため、薬剤師や眼科に確認してください。

皮膚科や眼科を受診したほうがよい症状

次の症状がある場合は、セルフケアだけで様子を見続けず、皮膚科または眼科に相談してください。

  • 赤み、腫れ、強いかゆみ、痛みがある
  • 湿疹、ひび割れ、出血、じゅくじゅくした部分がある
  • 保湿や刺激を避けるケアをしても改善しない
  • 目の充血、強い異物感、まぶしさがある
  • 視力が落ちた、見え方が変わった
  • 目やにが増えた、片目だけ症状が強い

特に視界の変化や強い痛みがある場合は、単なる乾燥とは限りません。目元の皮膚症状は皮膚科、眼球の症状は眼科を目安に、症状に合う診療科を受診しましょう。

50代男性の目元ケアで最初に見直すこと

まずは、熱い湯・こする洗顔・洗顔後の保湿不足の3点を見直してください。洗顔後に低刺激の保湿剤を薄く塗り、数日から1〜2週間ほど肌の変化を確認します。

それでも乾燥や赤み、かゆみが続く場合は、製品を増やすのではなく、使用中の化粧品をいったん見直して皮膚科へ相談します。目の乾きや痛み、見え方の異常が中心なら、眼科で確認することが大切です。